オールセラミックシステムを充実させています
これまでの膨大な施術の結果、現在のセラミックシステムはオールセラミック4種類、金属セラミック2種類・ハイブリッドセラミック1種類の計7種類となっております。
患者様の審美的要求・機能的要求・経済的要求の3点を考慮し、当院から適切な方法をご提案し、説明させていただきます。
作り手(歯科技工士)の質にもこだわっており、当院では審美の本場アメリカ・ハリウッドで修行を積んだ歯科技工士さんが代表を務める「国際デンタルラボ(KDL)」さんに審美技工の業務を委託しております。
当クリニックの審美補綴へのこだわり
1 無駄に神経を抜かない
神経は歯に栄養を与える大切な組織です。
神経を抜けば歯科医師は楽ですが、患者様は後々にリスクを負ってしまいます。
治療の計画上、仕方がない場合はありますが、可能な限り神経を残すことをおすすめします。
2 無駄に抜歯をしない
抜歯を行うまでにその歯を健康に残せる方法がないか、ぎりぎりまで模索します。
最近、多くの歯科医師は歯を抜きすぎていると私自身は思っています。
3 無駄に削らない
審美補綴には歯を削ることが不可欠です。
たくさん削れば、きれいに作りやすくなります。
削るのを最小限にして美しく仕上げるには歯科的知識や技術はもちろん、色の知識・光の知識まで必要になってきます。
4 拡大した視野での作業
自分の目を信じていないわけではないですが、やはり拡大鏡(歯科用ルーペ)で見ながらの作業は肉眼よりもかなり精密に出来ます。
精密な作業は精密な仕上がりを生みます。
つまり美しく仕上げるだけでなく、虫歯や歯周病の予防にも役に立ちます。
5 歯だけでなく歯ぐきの徹底管理
美しく仕上げるのは当然ですが、それを長持ちさせるにはには患者様の努力も必要です。
努力≒ブラッシングですが、その大前提として我々が歯ぐきをしっかり管理していることが大切。
歯周病治療とメインテナンスは審美補綴とセットだと考えてください。
オールセラミックシステムの概略
近年の歯科界では脱金属の傾向が強くなってきています。
以前は金属を使用しないと強度的に成り立たなかったセラミックですが、技術の格段の進歩により、金属を使用しなくても十分な強度を得られるようになりました。
そのおかげで、金属の弱点が一掃されつつあります。
当院で審美治療を選択される方々のうち、9割以上はオールセラミックを使用しております。
金属溶出した状態(歯ぐきの黒ずみ)
かぶせ物の周りの歯ぐきが黒い方、金属アレルギーの方、金属の見かけが嫌な方、金属の溶け出しが心配な方
こういった方々にお勧めなのが、オールセラミックです。
オールセラミックが優れている点
とても綺麗です
上の写真のように、金属使用のものに比べて、歯の根元付近の色が綺麗に出せます
構造が単純で壊れにくいです
構造が複雑な金属使用のものは金属とセラミックの間から破壊がおきやすいです
金属が溶け出すことがありません
金属の溶け出しは1.歯茎が黒くなる2.金属アレルギーの方は症状出やすくなる といった問題がありますが、そもそも金属を使用しなければその心配もありません。
歯を削る量が少なくてすみます
金属使用のものは、厚さを多くとることで色を綺麗に出すことができますが、それは歯を削る量が多くなるということに直結します。オールセラミックは歯にやさしい素材でもあるのです。
当院では4つのオールセラミックを準備しております。
1.オールセラミック(ジルコニア)
⇒コンピュータで作る次世代のオールセラミック。抜群の強度。
2.オールセラミック(E-max press)
⇒審美性が抜群で見かけが美しい。複雑な歯の模様も再現可能。
3.E-max press ステイン
⇒審美性と機能性をバランスよく備えている。
4.E-max press ノンステイン
⇒16の基本色から選ぶオールセラミック。安価でも機能性良好。
オールセラミックの使い分け
オールセラミック(E-max press)・E-max pressステイン・ノンステインの使い分け例、金属使用のセラミックシステムについて 続きを見る
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